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コース演習

コースに分かれて学術的な思考を身につける
~コース制の意義と可能性~


2年次からは、「文化とメディア」「生命とアイデンティティ」「環境とコミュニティ」の3つのコースを基本とした専門的な学びが始まります。各コースでは、2年次春に「コース演習」があり、2年次から3年次にかけてコース科目の講義を履修します。「コース演習」でより専門的な論文に触れながら、自分自身のオリジナルの研究を開始する準備を行います。

コース制とは

明治学院大学社会学部社会学科のコース制には、3つの大きな特徴があります。第一に、どのコースにするかは、1年次の終わりに自分で決めることができます。コースに人数制限はありません。第二に、どのコースでも他コースのすべての講義科目を履修できることです。コース科目を履修しつつ、コース科目以外の講義科目も自由に履修できます。第三は、同じくどのコースからでも、すべてのゼミ(演習)を履修できることです。コースの選択は、他の可能性を捨てることではありません。

自分のテーマ探しのガイドとしてのコース制

では、なぜコースに分かれるのでしょうか。初めての地を訪れたとき、多くの人は地図で自分の位置を確認するでしょう。今の自分の立ち位置を確認すると、現在とりうる選択肢が明確になり、これからどこへ進めばよいかを判断することができるようになります。社会学においても同様です。自分がゼミや卒論でとりくみたいテーマが社会学のなかでどういう位置にあるのか、また、どうすれば独自性を示すことができるのか、近い領域の先行研究に触れながら確かめることが、コース制のねらいです。また、自分がやりたいテーマがぼんやりとしか見えていない人には、似た関心の友人と議論する中で、自分の方向性を選ぶ機会になります。

【関連リンク】 コース制

より専門的な社会学の基礎へ
~コース制のガイドとしての「コース演習」~

「コース演習」は、コース別の少人数クラスです。関心が近い仲間とコースごとに少しずつ異なった論文を何本も読み、より専門的な文献やデータの調べ方を学び、1年次に身につけた「読む」「聴く」「議論する」「書く」スキルや社会学のつかい方を、3,4年のより専門的な学習に向けて、バージョンアップしていきます。

専門的な論文から「社会学的な思考」の方法を学ぶ

テキストは、いわゆる教科書ではなく、社会学の各領域の入門的な論文を集めたリーディングスを用います。先人が、社会のどこに問いを見つけ、どういう理論をどう修正して用いたか、どういう先行研究やデータを用いたかから、学問的なスキルを学びます。

専門的な論点と議論の仕方を学ぶ

それぞれの論文は、各領域で考えるべき諸問題に挑んでいます。テキストは全コースのコース演習共通で、クラスによって取り上げる論文は多様ですが、もちろん、重なる場合もあります。ゼミでは、ただ論文を理解するだけでなく、それをもとにディスカッションをすることで、社会学的な議論の切り口を学んでいきます。その際、同じ論文でもコースによって議論の切り口が変わることもしばしばです。たとえば、いじめ報道を扱った論文は、教育の問題として議論することも、差別の問題として議論することも、メディアの問題として議論することも可能です。他クラスの学生と情報交換すると、学びはさらに深まります。

より専門的なデータの調べ方や思考を学ぶ

「コース演習」では、「アカデミックリテラシー」より一歩進んだ、より専門的な文献やデータの検索ガイダンスを行います。怪しげな情報に惑わされず、適切な根拠となる資料を見つける方法を、コースごとにガイドします。また、多角的な視点を身につけるためのディベート大会なども行います。説得力のある議論、考え方、論文とはどのようなものか、社会学的な思考を本格的に身につけていきます。

社会学科教授陣によるオリジナルテキスト


「コース演習」で使用するテキストは、明治学院大学社会学部社会学科の教員が執筆したオリジナルリーディングスです。「大学の先生」は、第一線で活躍する研究者でもあります。「勉強」ではなく「研究」するというのはどういうことなのか、実際の論文から学べます。疑問に思ったら、著者にすぐ質問できるという贅沢な環境をフルに活用して、関心を深めていきましょう。